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百田直樹著「モンスター」

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百田直樹著書の「モンスター」を読みました。

高岡早紀主演で映画化された作品です。

とある田舎に、醜く生まれてきた少女がおり、

その醜さゆえに、非常に生きづらい人生を送っていました。

その人生を変えるために、少女は何度も何度も整形手術を受け、

みるみる美しくなっていきます。

初恋の人の心を奪うため…。

 

この小説はおとぎ話ではないので、現実は辛く、苦しいです。

美しくなった姫を王子様が愛してくれるとは限らないのですね。

王子様が愛してくれるのは、美しい容姿だけ。

王子様は美しい姫を手に入れたいだけで、「自分そのもの」を

心から思ってくれる日は来なかったのです。

それでも、この小説の中で救われる話が一つだけありました。

醜い時に出会った男性が、一緒に田舎に来ないかと言ってくれたこと。

自分が醜い時から知っている男性が、

狂気的に美を求める姿を、本当の自分が知っている男性が、

自分を求めてくれている。

自分を愛してくれている。

主人公の人生の中でただ一人だけ、

本当の自分を愛してくれた人物がいたのです。

その事実が信じられない程嬉しい主人公。

それでも、王子様との恋を選んだのですね。

かつて醜かった時の自分を嘲笑した人たちへの復讐を…。

そして、物語は悲劇的なラストへと走っていきます。

この物語において、単純に勉強になるなと思った

ポイントは、整形手術のやり方や手術代が詳細まで書いてあることです。

一重を二重にするという整形手術は、ポピュラーだと思いますが、

顎を引っ込めたり、上向きになっている鼻の向きを変えたりするのは

大がかりな手術なんだなと思いました。

テレビドラマでよくあるように、

整形手術をして、包帯を取ればすぐに美しい顔、というわけではなく、

術後1か月は、食べ物を噛めなくなったりするという事実は衝撃でした。

「美」を得るというのは本当に大変なのだなあと感じました。

整形手術は良くないという風潮が日本に存在し、整形している芸能人は

批判される傾向にあるます。

しかし、この本を読んでからは整形手術をする人には

相当な覚悟と根性が必要とされるのだと

思うようになりました。

主人公はその苦しさをものともしないで、「美」を求め、

人生を駆け抜けました。壮絶な人生だと思いました。
http://ameblo.jp/qletnv3lntiberwpiayg/にもおすすめの本がいくつか載っています。

Author:shopazuraazwa